西蒲区巻で採れた蕎麦粉を使用した「新そばまつり」レポート


こんにちは。編集の金子です。

11月15日(日)・11月22日(日)・11月29日(日)、西蒲区にある巻農村環境改善センターで「新そばまつり」が開催されました。

西蒲区巻でその年の秋に採れた蕎麦の実を使った新そばを楽しめると人気の「新そばまつり」は今年で17回目。席数の制限を設けて1日7部制で行われたこちらのイベントは、新型コロナウイルス感染症の影響で例年と異なり、初めての新潟県民限定で完全予約制となったにも関わらず、受付開始からほぼ1週間で満員になったそうです。今回は最終日に参加したので、その様子をレポートしたいと思います。

何を隠そう私は大の蕎麦好き。ですが、新そばは初めて。期待が高まります。

消毒や検温など受付を済ませ中に入ると、

会場内は、1テーブル1席と間隔を開けて席が設けられていました。

お蕎麦をいただく前に、特別に蕎麦打ちの様子を見学させていただけるということで、

まずは、そば倶楽部代表の大岩さんにお話を聞かせてもらいました。

大岩さんのコメント

「新そばまつりは、私をはじめ、蕎麦の愛好会「そば倶楽部」のメンバーが西蒲区巻で育てた蕎麦の実を使った新そばを楽しんでいただけるイベントです。そば粉には、10月~11月20日までに収穫した粒が大きくて、作りやすい、新潟で多く栽培されている「とよむすめ」を使っています。私たちが打つのは、二八そば。そば粉100パーセントですと、ぼきぼきしてしまうので、つなぎに強力粉を使うことで、コシが強くて、喉越しがよくなります。大人からお子様まで、みなさんに食べてもらえたら嬉しいです。」

大岩さんは、25年間そば打ちに携わる大ベテラン。各公民館などでそばうちの講習会なども行なっています。

という事で、蕎麦打ちが始まりました。

まずは、こね鉢にそば粉、強力粉を入れ少しずつ水を加えてまぜていきます。

丁寧に練りこんで、耳たぶぐらいの柔らかさになったら、

手のひらで少しずつ伸ばしていき、

麺棒を使って、真四角にしていきます。伸ばす際は注意しないと指が生地に当たって割れていくので、猫の手にするのがポイント。この手間が、おいしさの秘訣なんですね。

生地を薄く伸ばしたら折りたたんで、そば切り包丁で3センチ幅を23本に切っていきます。細い!

ここまでの流れで20~30分ほど。1回で5~6人分のそばができます。

「新そばまつり」はそば倶楽部にとって、一年に1度のメインイベントということで、この日は朝8時半からそばを打ち続けていたそうです。

そばが出来上がったら、すぐに茹でていきます。鍋をかき混ぜず、浮いてくるまで待つことが美味しさの秘訣。

浮き上がってきてから30秒ほどですくって水で締めて盛り付けたら、

ざるそば(600円 / 1枚)の完成です。おいしそう!早速、いただきます!

ずずっとすすると、

「うっ、うまい!」

おいしすぎて、思わず声が出てしまいました。つるつるとした喉越しと広がるそばの香り、これが新そばなんですね。老舗割烹で作られたそばつゆも絶品。蕎麦湯まで堪能させていただきました。あまりの美味しさに2枚目をいただいたのですが、打つ人によって風味が変わったことに驚きました。

ごちそうさまでした!次回の開催も楽しみです。