デジタル時代には無い、手描きのあたたか味を再発見「粛粲寶のグラフィックアーツ展」開催


弊館で所蔵しております粛粲寶(新潟市西堀生まれの日本画家)は、俳句雑誌・本の表紙絵や和菓子屋の包装紙・紙袋・掛け紙・栞等のデザインも手掛けました。今でも実際にお店で使われているものも沢山あります。
また、歌舞伎座の英語版の筋書(プログラム)の表紙絵、明治座のプログラムの表紙絵も手掛けました。このような粛粲寶の印刷物となったアートに光を当てる展覧会です。デジタル時代には無い、手描きのあたたか味を再発見してみてください。粛粲寶の本画と共に紹介いたします。

粛粲寶について【明治35年(1902)~平成6年(1994)】
明治35年新潟市西堀生まれ。本名は水島太一郎。花鳥風月・人物画など独特の画風を構築し、高い人気を博した。
上京後、洋画家の黒田清輝に学び、のち日本画家の小林古径に学ぶ。帝展・院展入選。
奈良の古寺での寄食生活を経て、再び作家活動に入り、以降没するまで60年近く画業一筋の人生であった。


INFORMATION

粛粲寶のグラフィックアーツ展

開催日 : 2021年1月16日(土)~3月21日(日)
時間 : 10:30~18:00(入館は17:30まで)
※月曜日休館(祝日・振替休日が月曜日の場合は翌日休館となります。)
会場 : NSG美術館
料金 : 一般 : 300円 / 学生 : 200円 / 高校生以下 : 無料
HP : http://www.nsg-artmuseum.jp

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