春の新潟を彩る、日本文化の祭典「アート・ミックス・ジャパン2019」レポート


絶好のお花見日和となった4月13日(土)・14日(日)の2日間、中央区のりゅーとぴあ(新潟市民芸術文化会館)などでは、世界で活躍する伝統芸術のトップランナーたちが集結する「アート・ミックス・ジャパン2019」が開催されました!今回はその2日目の様子をレポートしていきます。

https://shikamo.jp/events/5276

りゅーとぴあへ向かう途中、まず目に入ってきたのが白山公園の空中庭園に設置された屋外ステージ。

ここは市民参加のグループからプロアーティストまで、様々なパフォーマーが繰り広げる伝統芸術や踊りを無料で見ることができるスペース。お花見と一緒に、気迫に満ちたステージを楽しむ人たちで賑わっていました。

そして建物の中へ入って最初に見学したのは、

和太鼓バンド「GOCOO(ゴクウ)」の演奏。

国内では「サカナクション」や「ゆず」のライブにも参加、国外では延べ38カ国240回のライブを行い、2009年にはNewsWeek誌の「世界が尊敬する日本人100」にも選出されたことがあるというバンド。和太鼓の概念を超えた独自のスタイルで、鳥肌ものの演奏でした!

次は5階の能楽堂へ移動して、

「茂山千五郎家」の狂言を鑑賞。

約400年も愛され続ける茂山千五郎家。上演されたのは、都を訪れた田舎大名の大らかな言動を楽しむ「萩大名」という作品。今回、人生で初めて狂言を見たので、そもそも狂言が喜劇であることも初めて知りましたが、結構面白かったです(笑)。セリフが昔の言葉なので意味がわからないところもありましたが、なんとなく雰囲気で内容が理解できて、会場からも何度も笑い声が上がっていました。

この後、少し時間が空いたので建物内を散策してみることに。ロビーでも無料公演が実施されていたので、メイン公演の合間も無駄なく過ごすことができました。


和太鼓制作インスタレーションアート


村上市佐々木神楽舞

その他、見るだけでなく、蒔絵体験や茶道体験といった和の文化に触れることができる体験企画や、会場限定のこだわりお弁当から手軽な甘味が用意されたフードブースも充実していました。

そしてメイン公演の最後に見させてもらったのは、

ヴォーカル&三線「里アンナ」とドラマー「佐々木俊之」のデュオによる奄美島唄。

鹿児島県奄美市出身の里さんは、シルク・ドゥ・ソレイユの公認ボーカリストで、ミュージカル「レ・ミゼラブル」にも出演。昨年は大河ドラマ「西郷どん」のメインテーマを担当したので、その歌声に聞き覚えがある人も多いかもしれません。圧倒的な歌唱力に魅了されました!

ちなみに、関連イベントは新潟駅周辺でも開催されていました。

新潟駅南口広場・CoCoLo西N+ km-0 niigata lab・駅ビルCoCoLo 南館前の3会場に様々なアーティストが登場。メイン公演に負けず劣らず盛り上がっていたようです。

一流の芸術が1公演45分(一部の公演は60分)で手軽に楽しめ、しかも公演を「はしご」して1日中楽しめるアート・ミックス・ジャパン。今年も夢のような2日間をありがとうございました!また来年の開催を首を長~くして待ちたいと思います!!

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