光と映像、音楽と踊りの響演!みなと新潟「光の響演2018」事務局長インタビュー


みなとぴあのプロジェクションマッピングをはじめ、幅広い世代が楽しめるプログラム満載の「光の響演」。

みなと新潟「光の響演2018」

9月14日(金)からの開催を目前に控えたこのイベントについて、開催実行委員会事務局長の塚原進さんにお話を聞いてきました。


このイベントが始まったきっかけを教えてください。

新潟の観光コンテンツを「文化資源を使って作っていこう」というところから始まったのですが、新潟の夜は早いので、宿泊する観光客にとって夜の楽しみは食事やお酒といった飲食がメインになってしまうんですよね。そこで、「家族でも新潟の夜を楽しんでいただけるような、別のコンテンツが欲しいよね」ということで、当時話題になっていたプロジェクションマッピングを使って何かできないかを考えました。それともう1つは、「市民の皆さんにみなとぴあの景観の素晴らしさや、佐渡汽船をはじめとした船の往来が見られる港湾などに目を向けてもらおう」という意味合いもあります。


今回の見どころはありますか?

3つありまして、1つは新作のプロジェクションマッピングです。新潟では過去に2回、プロジェクションマッピングの国際コンペを開催しているんですけど、そこでグランプリと準グランプリを取った2名のクリエイターから、開港150周年を記念した新作を用意していただきました。1人は新潟在住の方で、「150」という数字をテーマにした作品。もう1人はベルギーの方で、新潟が開港したことによって生まれた「都市の変遷」がテーマになっているので、とても期待しています。

もう1つはコラボレーションステージです。日替わりで音楽・踊り・伝統芸能が光や映像とコラボレーションするのですが、1日目は世界一にも輝いたことのある高校生以下のダンスユニット・Chibi Unity。

2日目は港の佐渡との繋がりを意識して、佐渡の伝統芸能「鬼太鼓(おんでこ)」を展開する佐渡祭(さどまつり)。

3日目はNegiccoにも楽曲提供されているORIGINAL LOVEの田島貴男さんに出演していただきます。

そして最後の1つが、やすらぎ堤の水辺アウトドアラウンジや、萬代橋サンセットカフェなどの周辺イベントとの連携です。これは初の取り組みで、信濃川ウォーターシャトルが各所を巡る夜間特別運航を実施したり、水と土の芸術祭が開催されている万代島多目的広場も21時までの夜間特別開館をしてくれます。「夜の新潟を楽しむ」をコンセプトに、秋の連休のいろんなイベントを船で繋ぐことで、多くのお客さんに来ていただけると思いますので、より満足度を高めていきたいです。


船で各会場を移動するというのは新しいですね。

昨年までは海岸沿いの空き地に車を止めていただいて、そこからシャトルバスを運行していたんですけど、今年は船を使ったアクセスという新しいアプローチになります。なので一番の心配事は天候ですけど、お客さんの動線がうまくいくかも心配ですね。このような複合イベントを連日夜間に実施するとなると、相当な労力もかかってくるわけですが、もちろん行政だけでは実現不可能なので、民間の協力を得ながら準備しています。それでもやって良かったと思えるのは、公演中や公演後にあるお客さんの歓声だったり、満足そうな笑顔をダイレクトに感じられるからです。それが文化イベントをやっていく上での醍醐味だと思いますし、その瞬間を感じるとそれまでの苦労が吹き飛びますよ。

お客さんから具体的な意見をもらうこともありますか?

ありますよ。「今年は去年よりも面白かった」ですとか、「もっと飲食ブースが充実しているとゆっくり楽しめる」というご提案もありますね。当日はアンケートを実施しているので、お客さんの反応やイベントとしての課題を吸い上げて検討を繰り返しています。毎年4万人弱くらいの来場があるんですけど、満足度は9割以上。初めて来てくださる方も4割くらいいらっしゃいます。


今後の目標はありますか?

このイベントを楽しみにしてくれる外国人旅行者を増やしたいと考えています。というのも、2020年に東京オリンピックがありますけど、国としていかに地方都市も脚光を浴びるかが1つの大きなテーマになっているんです。オリンピックはスポーツの祭典ですが、オリンピック憲章(国際オリンピック委員会が定めた規約)には文化プログラムも合わせて展開していかなければならないという決まりがあるんですね。そこで、新潟市を滞在拠点としながら東京での大会観戦を楽しんでいただく「新潟プラス・トーキョー運動」という取り組みがあります。これを成功させるには夜のコンテンツを強化することが必要ですので、光の響演ももう一皮むけたイベントとして、再来年の本番で花開くような仕掛けが来年から試せていけたらと思っています。

最後に読者へメッセージをお願いします。

プロジェクションマッピングも普及して年数が経ちました。今では初めて見るという人も少ないと思うんですけど、クリエイターの方々の作風も時代とともに大きく変わってきていますので、また新たな楽しみとして期待してほしいと思います。みなとぴあが持つ環境のおおらかさ、みなとまちとしての風情、みなとまち新潟の原点となる場に身を置いて、秋の夜長を楽しんでみてください。

他にも、描いた絵が映像になって動き出す「紙アプリ」体験ブースや、VR体験コーナー(有料)、新潟レモンサワーの陣による飲食ブースなど内容は充実。新潟の夜を満喫できること間違いなし!

みなと新潟「光の響演2018」

INFORMATION

みなと新潟「光の響演2018」
日程 : 9月14日(金)~9月17日(月・祝)
時間 : 18:30~21:00
会場 : 新潟市歴史博物館みなとぴあ、みなと・さがん(信濃川左岸緑地)
HP : https://www.city.niigata.lg.jp/kanko/bunka/shinko/harufesta/hikarinokyouen2018.html