いよいよ始まる!「新潟まつり」のアレコレを副実行委員長さんに聞いてみた
新潟市を代表する夏の一大イベント「新潟まつり」が、いよいよ8月10日(金)から開催されます!
https://shikamo.jp/events/1173
県内は元より、新潟市民なら誰もが知るこのお祭りですが、そのルーツや今年の見どころについて、新潟まつり実行委員会 副実行委員長・廣田幹人さんに改めて聞いてみました。
新潟まつりのルーツを教えてください。
– 住吉祭 –
廻船問屋が大阪の住吉神社からご神体を受け、地域住民にも信仰されるようになり、享保11年(1726年)に行列を組む祭りが行われた。これが「住吉祭」の起源だと伝えられている。
水上みこし渡御は港の安全を祈り、みこしが信濃川を東から西へ渡御していく。現在の「住吉行列」と「水上みこし渡御」に相当。
– 商工祭 –
昭和4年(1929年)の秋、商業振興を目的に広告パレードが始まった。これが発端で「商工祭」の名がつけられ、戦後は各企業の趣向を凝らした山車が連なり、古町芸妓も総出で華やかさを競うなど、行列は延々5キロにもおよんだと言われている。現在の「新潟キラキラパレード」に相当。
– 川開き –
明治41年(1908年)、新潟は2回にわたり大火に見舞われた。1日も早い復興を期して、同43年に「新潟川開き協賛会」が結成され、9月10日・11日の両日、萬代橋下流の中州で、花火が打ち上げられたのが「川開き」の起源とされている。現在の「花火大会」に相当。
– 開港記念祭 –
新潟港は、安政条約による開港5港の1つとして明治元年11月19日(1869年1月1日)に開港。昭和5年(1930年)には開港60周年記念式典が開催され、それまでの記念日を「記念祭」として、史料展や物産展など多彩な催しが賑やかに開かれたそう。
どのくらいのスタッフが運営に関わっていますか?
組織としては、市長を会長とする「新潟まつり協賛会(協賛機関)」と、商工会議所会頭を実行委員長とする「新潟まつり実行委員会(実行機関)」の2つの機関から構成されています。
実行委員会はさらに、総務部や消防部といった14の部署からなり、市役所や商工会議所、青年会議所、市民団体など多くの方で構成されています。
例年の来場者数はどのくらいですか?
今年の見どころはありますか?
それから、「日本一の宮入り」という自負を持って実施している「市民みこし」は、今年で30周年になります。今回は6基の神輿を様々な会派の担ぎ手が一緒になって担ぐので、非常に壮観だと思います。白山神社の拝殿前ではその6基が集結して、威勢の良い掛け声も飛び交いますので、見どころの1つには間違いありません。
それともう1点。住吉行列やキラキラパレードでは山車が出るんですけど、その中には古町芸妓の方々が乗る山車があるんです。今年は県外からも若手の新人さんが入りまして、芸妓さんの数が増えたんです。そのため花街の文化のPRも兼ねた綺麗な山車になりますので、こちらにもぜひ注目していただければと思います。
最後に、新潟まつりへの想いを教えてください。
例年以上の盛り上がりが期待できる今年の新潟まつり。
思う存分、新潟の夏を満喫しよう!
※熱中症など、怪我や事故には十分注意してお出かけください。
INFORMATION
新潟まつり
開催日 : 8月10日(金)~8月12日(日)
時間 : 10日 19:00~20:30 / 11日 10:00~19:45 / 12日 10:00~20:55
会場 : 新潟市中央区(柾谷小路~萬代橋・東大通 / 万代シテイ / 古町 / 信濃川やすらぎ提 など)
WEB : http://niigata-matsuri.com/
https://shikamo.jp/events/1173
投稿者プロフィール
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新潟に生息する謎の生き物。
「鹿」でもなく「鴨」でもない。
さて、その正体はいかに。