ハイボール専用の日本酒が西蒲区から登場!「笹祝酒造の清酒ハイボール」開発者インタビュー

ハイボールやレモンサワーなど、ソーダアップ(炭酸割り)して飲むお酒が流行っている飲み会シーン。ここ新潟でも、新たな地酒スタイルを提案する「笹祝酒造の清酒ハイボール」が8月1日に発売されました。
そこで、商品を開発した西蒲区の蔵元・笹祝酒造株式会社 6代目 笹口亮介さんと、同じく西蒲区の老舗酒屋・新潟 長谷川屋 4代目 長谷川陽路さんに、このお酒に込めた想いを聞いてみました。

廣瀬
今回のコラボ商品を開発することになったきっかけを教えてください。
長谷川さん
ガルベストンの料理長をされている佐藤静也さんを含めた3人でお酒について話をしたことがあったんです。その時に、飲食店の現場でいろんなお酒の出し方をしてみたいということになり、その中でソーダアップの話題になったんですね。
今はお酒の飲み方が多様化していて、日本酒の消費量がどんどん落ちていっているんですけど、首都圏を中心に時代の流れとして「ハイボール」が来ていたので、じゃあ日本酒でもやってみますか!ということになりました。
今はお酒の飲み方が多様化していて、日本酒の消費量がどんどん落ちていっているんですけど、首都圏を中心に時代の流れとして「ハイボール」が来ていたので、じゃあ日本酒でもやってみますか!ということになりました。
笹口さん
これは笹祝の「新潟印」という普通酒がベースになっているんですけど、うちの酒蔵のお酒は9割が県内消費で、さらにそのほとんどが地元の西蒲区で消費されている普通酒なんです。
もともと日本酒って、家でも外でも日常的に飲むものだったんですよ。でも今は、親戚が集まってお寿司を食べる時とか、日本酒の種類が豊富な和食料理屋に行った時とか、何かきっかけがないと飲まない特別なお酒になり始めているんです。それが僕はちょっとイヤなんですよね。「特別になること」って全然いいことじゃないし、もっと日常の中に日本酒が欲しいなと。
大衆酒場とかで意識して見ていると、やっぱりビール・ハイボール・レモンサワーといった炭酸ものばっかり飲んでるんですね。特に若い人たちは。そこにねじ込める商品をどうしても作りたいと感じました。
もともと日本酒って、家でも外でも日常的に飲むものだったんですよ。でも今は、親戚が集まってお寿司を食べる時とか、日本酒の種類が豊富な和食料理屋に行った時とか、何かきっかけがないと飲まない特別なお酒になり始めているんです。それが僕はちょっとイヤなんですよね。「特別になること」って全然いいことじゃないし、もっと日常の中に日本酒が欲しいなと。
大衆酒場とかで意識して見ていると、やっぱりビール・ハイボール・レモンサワーといった炭酸ものばっかり飲んでるんですね。特に若い人たちは。そこにねじ込める商品をどうしても作りたいと感じました。

笹口さん
あと個人的にはスポーツ観戦とか好きなんですけど、試合会場やパブリックビューイングでワーッと盛り上がっている時に、お猪口では盛り上がりきれないですよね?やっぱりジョッキでガツン!と乾杯できるシーンが、日本酒は徹底的に弱い。だからハイボールを作れる日本酒を作ろうと。
商品を作るにあたって長谷川さんとも話したんですけど、他にはないハイボール専用という振り切った商品を作った方が、飲食店さんにとっても若い人たちにとってもわかりやすいし、支持してくれるんじゃないかなと思いました。ラベルもハイボール専用ということをわからせるために、デザイナーさんと何度も話し合いましたね。
商品を作るにあたって長谷川さんとも話したんですけど、他にはないハイボール専用という振り切った商品を作った方が、飲食店さんにとっても若い人たちにとってもわかりやすいし、支持してくれるんじゃないかなと思いました。ラベルもハイボール専用ということをわからせるために、デザイナーさんと何度も話し合いましたね。

廣瀬
確かにスポーツと日本酒って真逆のイメージですよね。
長谷川さん
日本酒にもいろんなタイプがあっていいと思うんですよ。もちろん落ち着いた雰囲気で飲むものもたくさんありますけど、そういうシーンだけではもうやっていけなくなっているという事実もありますから。
笹口さん
そうですね。飲みの席で、1杯こういう変化球があっても楽しいと思います。今の時期なら居酒屋へ行って「あ~涼しいね!じゃあとりあえず日本酒!」ってならないけど、「まずは喉を潤すためにハイボール!」にはなると思うので、そこはちょっと期待してます(笑)。それに1杯目にこれを飲むと、2杯目や3杯目に日本酒へ行きやすくなるんじゃないかな?
長谷川さん
県外からの観光客の方にも、「日本酒は飲みたいけど最初は爽やかなものがいい」と言われた時に、「新潟スタイルのハイボールありますよ」っていう提案が1店でもできれば、もっと興味を持ってもらえると思います。
笹口さん
「さすが新潟、ハイボール専用の日本酒まであるんだ!」って思ってもらえるかもしれないね。
長谷川さん
そういうことを、いの一番にやりたかったんだよね(笑)。他がやる前に早くやりましょう!早く作ってください!って。それでギリギリ夏に間に合ったっていう。
廣瀬
ベースは普通酒とのことですが、特徴はありますか?
笹口さん
既存の普通酒を原酒のまま使用しています。日本酒は通常、飲みやすい度数(15度程度)まで落としているんですが、これは20度です。ハイボールって炭酸が弱くても、お酒の味がしなくても美味しくないので、炭酸を薄めずにしっかりお酒の味を出すために、うちで最も度数を上げられる普通酒がベースになっています。
長谷川さん
最初にお伝えした商品づくりに対する想いとか、日本酒を飲むシーンについて知っていただきたいので、このお酒はスペックを気にせず、感じるまま飲んでいただきたいですね。

廣瀬
完成するまでに苦労した点はありますか?
笹口さん
商品としてのブレないイメージはありましたけど、ネーミングやラベルは悩みました。
長谷川さん
あと割り方。比率は絶対重要なので蔵元のオススメにしようということになったんですけど、やったことがないからわからなかったですよね。行き着いた6:4という比率でも日本酒感が少し弱いけど、飲み進めるにはちょうどいい度数だと思います。それでラベルを担当したデザイナーさんにも「6:4の飲み方が美味しいのでそういう売り方をしたいんです」なんて話をしたら、「清酒」の中に「六:四」という文字が隠れているアナグラムを考えていただきました。
笹口さん
ガルベストンの佐藤さんも言ってたけど、ちょっとした遊び心が商品に欲しいってことで、じゃあその6:4が蔵元推奨の割り方で、実はラベルにも隠されているというね。我々は酒蔵と酒屋ですけど、飲食店さんの意見もそんな感じで取り入れています。
長谷川さん
そうですね。やっぱり家よりも飲食店さんに入る商品だと思うので、そういう意味でも現場の方の意見も参考になりました。でもラベルに詳細が書かれてないから、どっちが6でどっちが4なのかは要説明だなってなりましたよね(笑)。
笹口さん
(笑)。でも飲食店さん的には、お客さんが聞かないとわからないくらいが面白いと言ってくれてて。コミュニケーションツールになりますからね。

廣瀬
このラベルは即決でしたか?
笹口さん
最後の5案の中にこのラベルがあったんですけど、みんなの投票で決まりました。ネーミングだけで言えば20~30案くらいあったんですけど、いかにハイボールとしてわかりやすく、かつメニューで見た時に頼まれやすい字面なのかを結構考えましたね。
長谷川さん
あとやっぱり大衆感が欲しくて、そのまま清酒ハイボールとしました。他には「笹ハイ」とか「笹ボール」なんてのもありましたけど、オジサンたちはそういうのを嫌うかなと(笑)。
笹口さん
どの層を狙うかを考えた時に、やっぱり働き盛りの人たちに大衆酒場でワイワイ飲んでもらうイメージだったので、可愛い系ではなく男らしい感じにしました。
長谷川さん
そもそもまだ日本酒ハイボールを飲もうとする人は少ないと思うし、数年後にみんなが知ってる言葉になってればいいですよね。
笹口さん
他の蔵が追随してハイボール商品を出してくるのは全然アリだと思っているんですよ。それでまた1つ新潟の文化が生まれれば嬉しいですよね。その時はうちの商品に「元祖」って付けますけど(笑)。
長谷川さん
そうですね、もっと大衆感を出しましょう(笑)。今回はコラボということで、うちからでしか販売していないんですけど、興味のある酒販店さんがいらっしゃれば一緒にやっていきたいですし、一切独占するつもりもないので、もっともっとブームになればいいなと思っています。

廣瀬
最後に読者へPRをお願いします。
長谷川さん
日本酒は凄く奥が深くて、知れば知るほど世界が広がっていくアルコール飲料だと思うんですよ。だからこそもっといろんな人に飲んでもらいたいですし、清酒ハイボールをきっかけに笹祝さんの他のお酒も飲んでいただきたいと思います。
あと、これは日本酒の持つ良さは半分なのかもしれないですけど、楽しく飲めるお酒だということを知っていただきたいと思ってるので、敷居を下げて日本酒が苦手だなと感じている人にもぜひトライしてもらいたいです。
あと、これは日本酒の持つ良さは半分なのかもしれないですけど、楽しく飲めるお酒だということを知っていただきたいと思ってるので、敷居を下げて日本酒が苦手だなと感じている人にもぜひトライしてもらいたいです。
笹口さん
やっぱり日本酒ってどうしても硬いイメージがあって、決まった飲み方をしないといけない!と思い込まれている部分もあるんですよ。でも我々のような作り手だって、家で飲む時は氷を浮かべたり、僕の親の世代の人たちだって勝手にアレンジしながら飲んだりしているので、もっと気軽に日本酒を飲んで欲しいですよね。
刺身を食べる時だけでなく、ポテトチップスや柿の種と一緒に飲んだっていいんです。このお酒も気張らずに飲んでくれ!ということです。割り材次第では色も変わるので、今までの日本酒にはなかったそういう楽しみ方。それがちょっとインスタ映えしてくれればさらにいいかなと(笑)。
刺身を食べる時だけでなく、ポテトチップスや柿の種と一緒に飲んだっていいんです。このお酒も気張らずに飲んでくれ!ということです。割り材次第では色も変わるので、今までの日本酒にはなかったそういう楽しみ方。それがちょっとインスタ映えしてくれればさらにいいかなと(笑)。
お二人の話を聞いていくうちに、どんどん日本酒ハイボールに興味が湧いてきました。
皆さんもぜひお試しあれ!!
撮影協力 : 大衆ビストロ 万代グリル ガルベストン by Soi
INFORMATION
笹祝酒造の清酒ハイボール
価格 : 1,800ml 2,600円(税別)※市販は長谷川屋のみ
規格 : 普通酒原酒(Alc.20度)
取扱店 : 2018.8.8現在
【中央区】大衆ビストロ 万代グリル ガルベストン by Soi / 海老の髭 / 葱ぼうず / 和バルahiru 東大通店 / 極 / 若旦那 駅南店 / かもくら / 池田商店
【西蒲区】新潟 長谷川屋 / 高島屋 / 麦わら
笹祝酒造株式会社
所在地 : 新潟市西蒲区松野尾3249
電話番号 : 0256-72-3982
HP : http://www.sasaiwai.com
新潟 長谷川屋
所在地 : 新潟市西蒲区鷲ノ木273
電話番号 : 0256-72-2858
HP : https://niigata-hasegawaya.shopinfo.jp
投稿者プロフィール

- SHIKAMOのレポーター&ライター。1989年生まれ。五泉市出身。好きな言葉は「普通」。
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